ハロウィン2020終了、子供はパンデミックなど気にしちゃいない
10月が終わってしまった!!
10月31日はハロウィンだった。
今年は、地域によってはトリック・オア・トリートを自治体が禁じたところもあったと聞くけれど、さすが危機感薄い田舎街、私のところは通常影響でしたよ。
事前に自治体から「パンデミック仕様」でやるように、という細かい指導はあるにはあったけど。
具体的には、
・例年のように、デカいボウルにどかっとお菓子をたくさん入れて、子供に手をつっこんでとらせるのはダメ。 なんとか一人分ずつ分けて離して置け。
・そこの家の人が手渡しするのもダメ。投げるとか長い板の上滑られせて渡すとか、なんか考えろ。
・家の中から見るだけにして、お菓子をもらいにくる子供に近づくな。
・がきんちょたちは、おかしをもらいに行く軒数をしぼれ
もう・・・今年は、やめればいいのに・・・。
と思ったけれど、自分の子供がトリック・オア・トリートでお菓子をもらいに行く場合は、自分の側でも配らないわけにはいかない。
結局、袋詰めのお菓子を100袋作って、玄関先の机に並べてとってもらった。
昨年は150人くらい来て、今年は少しは減るだろうと予想していたんだけど、減った感じは無く、用意したお菓子は1時間で無くなってしまってやむなく終了。子供たちは本当にコロナに強いようで、周りにコロナで入院したという子もいないし、やはり危機感も無く、親も子供の楽しみのためなら色々甘くなるんだなあと思った。今、この辺は入院者数や死亡者数もすごい数で、病院もいっぱいになってしまうんじゃないかという状況なんですけどね。
スティーヴン・キングの『Elevation』という小説の中に、「お菓子をもらいにやってきた子供の中に郵便ポストに扮した子がいて、段ボールで作ったそのポストの郵便を入れるところに二つの目が見えるのがなんとも不気味で、その仮装が気に入ってその子はほかの子より多くお菓子をあげた」というようなエピソードが出て来たのですが、今年はそういう「お菓子を多くあげたくなる子」は一人もいなかったなあ。
ハロウィンの庭のデコレーションに関する記事の中でも書いたけど、どっかで買ってくるだけならお金持ちが勝っちゃうじゃないですか。
やはりアイディア、0を1にするクリエイティブさ、もしくは手間で勝負してほしい。お菓子あげるから、ちゃんと欽ちゃん仮装大賞状態で頑張ってくれと思うわけです。特に今年みたいなあまりいつも通りの楽しみができない時こそ、創造性を発揮して楽しむことが大事なんじゃないかと思うんですけどね。
同じように考える方もいらっしゃったのか、テキサスからこんなニュースが。
テキサス州のリッチモンドで、みんなに楽しんでもらうために庭先にガイコツ人形でストリップ・クラブのディスプレイをしたアンジェラ・ナヴァさん。
数体のガイコツにポール・ダンシングのポーズをとらせ、客や用心棒役のガイコツまで置き、毎日ちょっとずつ位置を変えて、夜8時にはストリップ劇場風の音楽で盛り上げ・・・すごい手間のかけようです。その甲斐あって、近所やネットでおおうけ。
しかし、コミュニティの管理組合のようなところから、「子供の教育によくない、ファミリー・フレンドリーな住宅地に合わない」とクレームがつけられ、撤去の依頼が来てしまったとか・・・。こんなに頑張ったのにハロウィンを待たずに撤去されることになるのか?という展開だったのですが、撤去反対の声がネットに溢れ近所の人たちの応援もあって、ガイコツ・ストリップ・バーは無事ハロウィンの日を迎えた様子。
「教育上良くない」って、ガイコツなんだから全員もともと服着てないんだし・・・。ストリップの意味無いじゃんHaHaHa~っていうノリなんじゃないの?? それよりも、「こうやって何か面白いことを考え出して人を楽しませるのはすごいことなんだよ」、って子供に教えてあげればじゅうぶん教育上良い効果あるのに。
世界中、どこでもうるさい人っているんですね。